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漫画家のゆうきまさみがデビューしたてのころ、「SFと時代劇はやめておけ」という趣旨のことを編集者に言われたという話で、その補足のツィートである。
漫画家は作る側のプロだが、編集者(出版社の人間)は「売る側のプロ」だから、売れるかどうかについては編集者の考えが妥当性があるだろう。もちろん、時代が変われば売れるものも変わってくる。
なお、「苦労するわりに売れない」の「苦労する」の部分は、時代劇だと時代考証が大変なのと、SFは世界観の構築(ある程度の合理性とリアリティが無いと読者は拒否感情を持つ)が大変だということだろう。完成品に関しては、時代劇はともかく、SFは、読者が理解できない、ということも多いかと思う。少なくとも、一般人の知性でSFが理解できるというのは甘い見方だと思う。だから、小説の世界でもSFという名称を避けるようになったのだろう。
なお、漫画を読まない、あるいは読めない、という人もけっこういるらしい。コマの追い方が分からないのかと思う。私も、アクション漫画だと、どういう状況でこういう姿勢になるのか分からない、ということはよくある。まあ、描き手がヘボなのだろうとは思っている。




  1. 僕も小学館の編集部しか知りませんから、確たることは言えませんが、おそらくどこの編集部でも、新人作家については「売れてもらいたい」と考えているはずなので、そこで「苦労する割には売れない」と認識しているジャンルは勧めないと思うんですよね(^_^;) それが「ダメだよ」になったのかな、と。

  2. ちょっと補足しておくと、もちろん「絶対にダメ!」ということではなかったんですよ。現に当時もSF的な作品や時代劇スタイルの漫画は、見渡せばいくつもありましたから。ただ、どちらも編集部的には、「作り手側が苦労する割には売れない」という認識があったのかなぁと思います。









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