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小田嶋隆のツィートである。
立川談志を神格化する人は多いが、噺家としてよりも、「落語論者」として評価されている面が大きい気がする。
彼の落語は一度、途中までしか聞いたことがないが、枕が長くて、その内容もつまらなかった記憶がある。本などで見るその落語論も、さほど感心はしないが、「落語はこのままだと絶滅する」という意識は、他の落語家にはあまり無かったと思われるし、その後の落語の衰退を見ると、その点では落語界にとって貴重な存在ではあったと思う。
ただし、落語の本質を「人間の業の肯定である」としたことはまったく感心しない。「業」という仏教語で意味ありげに見せているだけである。
落語とは単に「聞き手を笑わせる芸」でしかない、と覚悟するのが本当の落語家だろう。そして、そういうはかない、時として他人の軽蔑の対象になる商売を一生の仕事として選んだことは落語家の業ではあっても、落語そのものの本質ではない。人が転ぶだけでも笑いは生まれるし、その笑いと落語の笑いに本質的な差はない。幼児でも子供でも笑うレベルのものを、いかに磨き上げるかというところに落語家の苦悩があり、「業」があるのである。


(以下引用)

もっとも、昭和の一般人がどんな気持ちで談志師匠の落語を聴いていたのかを、私が正確に知っているわけではない。あの人のマクラの中で開陳される高飛車な断言に、私が個人として辟易していたということです。天下一品の語りの芸を、クソ生意気なマクラが台無しにしてる感じでしたよ。




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私は「ビッグバン説」と「進化論」は昔からほとんど信じていないのだが、科学者の間ではそれが定説なのだろう、と思っていた。しかし、後者に関しては、科学者の間でも「終わった学説」とされているようだ。まあ、下で引用するような「数学的確率」を根拠にするのはどうかと思うが、ほかにも進化論否定の根拠はあるのだろう。
なお、ビッグバン説も進化論もユダヤキリスト教的発想だな、と私は思っている。だから「西洋文明による世界侵略」の支柱となっていたのではないか。前者は、或る日突然に宇宙が生まれた、というのはまさにエホバによる天地創造そのものであり、後者は、「選民」である白人種は世界を支配するのが当然である、ということで、「文明的進化論」がそこにはある。

(以下「in deep」から転載。)

ダーウィンの進化論に関しては、「この世に、分子生物学が登場して、基本的に終わった」とする見方は科学界にはわりと強く、以下の記事では、米イエール大学のコンピューターサイエンス学の教授が寄稿した文章をご紹介しています。

分子生物学に葬られるダーウィンの進化論
投稿日:2019年10月9日

かなり長い記事をご紹介しているのですが、いわゆる、進化論の「不可能性」は、数の上からはっきりしており、それは、1980年代にフレッド・ホイル博士なども何度も指摘していますが、上の記事でご紹介しましたデービッド・ゲランター教授の文章の一部を抜粋してみます。

2019年5月のデービッド・ゲランター教授の寄稿文より

ランダムな 150の連鎖のアミノ酸の配列がそのようなタンパク質を作成する可能性はどのくらいだろうか。DNA の無意味な配列は本質的にランダムだ。

ランダムな配列にランダムな変更を加えると、別のランダムな配列が得られる。

したがって、目を閉じて、20個のビーズボックスから 150個のランダムな選択を行い、選択した順序でビーズをつないでいく。そこから、有用な新しいタンパク質が生まれる確率はどのくらいか。

実際には、以下の数値は、現実的に新しいタンパク質が作成される場合よりも小さな組み合わせとなっているが、それでもこのようになる。

各連鎖の 20個のアミノ酸の連鎖から、個別に選択される可能性のある 150個の連鎖の総数は「 20 の 150乗」だ。これは 10 の 195乗とほぼ同等の数となる。ちなみに、宇宙には 10 の 80乗の原子しかない。これだけ多くのポリペプチドのうち、どのくらいが有用なタンパク質になるのだろうか。

(略)

これらの計算からは、ランダムな 150 の配列から、有用なタンパク質が生まれる可能性は「完全にゼロ」だと言える。1000回の突然変異でも、1万回の突然変異でも、100万回の突然変異でも、ランダムな配列の選択から新しいタンパク質が生まれる可能性はまったくない数値となる。

フレッド・ホイル博士は、これに関して、以下のように述べて科学界から反発をくらっていましたが、数字的には「あり得ない」ことをこのように表現していました。

ホイル博士の言葉より

「(最も単純な単細胞生物がランダムな過程で発生する確率は)がらくた置き場の上を竜巻が通過し、その中の物質からボーイング 747 が組み立てられるのと同じくらいだ」

「(単機能のたんぱく質が、アミノ酸が偶然組み合わさって生成される見込みは)太陽系全体に埋め尽くされた目隠しされた人たちが同時にルービックキューブを解くくらいあり得ない」 (The Blind Watchmaker)

これらの話で皮肉なのは、「科学や生物学が発展しなければ」進化論も存続し得たのですけれど、生物に関しての分子生物学や遺伝子構造の驚くべき緻密さが明らかになるにつれて、ダーウィンの理論は現実には(その理論の中のひとつも)通用しなくなっています。

どこをどう見てみても「不可能性」しか見えてこない。

それでも、今もなお科学の根底に進化論を据え置かなければならないあたりに、学問界という存在のいろいろを感じます。

「じゃあ、どうして地球の生物にはこんなに多様性が満ちているんだ!」

ということに関しては、

「それはおそらく永遠にわからない」

としか言えないのではないでしょうか。

あるいは、

「在るから在る」

とか。

女性作者のなろう小説というのは、ヒロインと父親が恋愛関係になる(「うさぎドロップ」など。これをなろう小説というのは厳密には違うが、漫画と小説を区別するのは面倒であるし、「なろう小説」というのは「作者の願望丸出し小説」の意味である。)という近親相姦パターンが時々出てくるが、男読者にはこれが気持ち悪いわけだ。
下のスレッドは、作品の表現方法のあまりの幼稚さへの不満だが、それは作者がプロではない以上、当たり前の現象である。で、そのなろう小説が多くの読者を持ち、アニメ化や漫画化も無数にある、というところを考える必要がある。これは、読者層が求めるのは、けっして高度な作品内容ではない、ということである。
つまり、幼稚な精神性を持った読者には幼稚な作品が適している、ということで、なろう小説の場合は、そういう読者層の「願望充足願望」(変な言葉だが)を見事に、そして十分かつ適切に満たす内容であるのではないか。
ステータス数値化とかステータスウィンドウオープンにしても、低レベルの(ゲームしかやらないような)読者には分かりやすくなじみやすく、いい感触を与えるのだろう。私も、これが出ると萎えるのだが、まあ、コメントにあるように、なろう小説を「百均商品」と思えば腹を立てるほうがおかしいのである。

(以下引用)



1: 2020年2月2日(日)
数値化されてるステータスが出ると100%駄作やわ
ステータス勝ってるのに経験差で負けるとかいう話あるとマジでゴミ
7: 2020年2月2日(日)
ステータスオープン!←これ
2: 2020年2月2日(日)
ステータス好きやなオタクって
3: 2020年2月2日(日)
サム8批判は
6: 2020年2月2日(日)
ステータスウインドウとか出るのもあんま好きじゃないな
8: 2020年2月2日(日)
数値化の何がつまらんってゲームみたいに厳密にルールがあるわけじゃないからただのフレーバーに過ぎないこと
12: 2020年2月2日(日)
>>8
FEみたいにステータスから与ダメ被ダメ割り出すわけでもないからな
数字に何の意味もない
11: 2020年2月2日(日)
ステータス出す以上しっかり使ってほしいよね
13: 2020年2月2日(日)
ステータス出てても面白いジョジョ
14: 2020年2月2日(日)
>>13
数値とかじゃなくて力が強いか弱いかとかスピード速いか遅いかしかないからな
16: 2020年2月2日(日)
>>13
数値化されてないふわふわしてるやつだからな

 


17: 2020年2月2日(日)
ワイはステータスとか最強とかそういうのが萎える要素やない
性格の悪い描写に萎える
21: 2020年2月2日(日)
>>17
作中でちゃんと性格悪い奴として扱われるならええんやけどな
ただイキってるだけとか
ガチでナチュラルに性格悪くなってるのは見てられへんわ
18: 2020年2月2日(日)
なろうで最もクソな要素はステータスとスキルやが

なろうで最も許されざる要素はおっさんの少年or少女化だわ
24: 2020年2月2日(日)
>>18
スライム転生とかすべての要素を満たしてるやんけ
34: 2020年2月2日(日)
>>18
わかる
若ぶってても大人ぶっててもキショイ
32: 2020年2月2日(日)
設定は考えてそれを披露したいけど丁寧に文章で説明するのが面倒だからこれをやってるんやろ
素人の趣味感が顕著に出てる
19: 2020年2月2日(日)
設定考える知能が無いから
レベル
スキル
ギルド
26: 2020年2月2日(日)
>>19
奴隷
獣人
もテンプレやぞ
29: 2020年2月2日(日)
実際一番冷めるのは主人公以外マジで頭使わなさすぎる問題やろ
30: 2020年2月2日(日)
いちいち説明するからやなスキルやステータスも含めて
だいたい似たような世界観のくせに
20: 2020年2月2日(日)
なろう作品って100円均一で売ってるプラスチック製品みたいよな
38: 2020年2月2日(日)
ステータスオープン!
アイテムボックス!
ゲームけ?
40: 2020年2月2日(日)
>>38
ゲームしかやってこなかったキッズが書いた代物やぞ
107: 2020年2月2日(日)
そもそもステータスとかスキルとかネトゲの世界観をさも当然のように押し付けてくるのがキモい
114: 2020年2月2日(日)
>>107
せめて小説の中でイキろうって気概ならわかるけど
小説の中でまでネトゲでしかイキれんって悲し過ぎるよな
52: 2020年2月2日(日)
こんなん読むよりゲームやってた方がおもろいやろ
33: 2020年2月2日(日)
なろうの主人公ってナチュラルに性格終わってる奴多すぎやろ
55: 2020年2月2日(日)
主人公が何か凄い事をする→長々と強キャラが長々と主人公の行動がどれだけ凄いかを長々と語り長々
58: 2020年2月2日(日)
>>55
そして別のキャラが出てくるとそいつにも同じ紹介
83: 2020年2月2日(日)
>>55
これほんまにきつい
63: 2020年2月2日(日)
キンキンキンキン
68: 2020年2月2日(日)
ステータス表示されない異世界スマホ再評価きたな
64: 2020年2月2日(日)
読者がモンスター過ぎるのが作品のワンパターン化の原因らしいが本当にこんなの読みたいんかな
98: 2020年2月2日(日)
昔女さんがスイーツ(笑)って呼ばれてた頃ケータイ小説って言うとりあえず男に襲われたり事故とか病気でしぬテンプレばっかで今じゃ消えた文化があったんや
なろうも同じように消えるからその内アホくさいテンプレもカスみたいなシナリオも懐かしい思い出になるで
70: 2020年2月2日(日)
最初から主人公作中最強にさせて何が楽しいんだよ
困難を血反吐吐きながら乗り越えるのが面白いんだろ?
74: 2020年2月2日(日)
>>70
ほんそれ
どんだけありきたりで臭かろうが挫折→努力→成功のパターンは心動かされる
73: 2020年2月2日(日)
>>70
困難から逃げてきた層がなろう読むからしゃーない
9: 2020年2月2日(日)
そうなるとサムライ8はどうなんや?
31: 2020年2月2日(日)
>>9
なろう←ステータスオープン!!で馬鹿でもわかる
サム8←ステータスオープンしても尚わかり辛い

なろうの勝ち
103: 2020年2月2日(日)
>>31
私はロアルド・ダールは好きなのだが、中村妙子訳の「オ・ヤサシ巨人BFG」は、タイトルが気色悪くて読んでいない。「オ・ヤサシ」とは何なのか。原題の「BFG」がBig Friendly Giantの意味なら、「優しい巨人」でいいではないか。それにタイトルまで日本語訳するならBFGは不要だろう。


kaizen@名古屋de朝活読書会
ネタバレやや長編になるこのお話も、最初から最後まで面白い展開で、飽きることなく読むことが出来ました。 BFGって何かわからなかった。ネットで検索すると、Big Friendly Giant、大きなやさしい巨人という意味らしい。それなら、オ・ヤサシ・巨人だけでいいかもしれません。 訳者の「あとがき」に、誤訳があっても、子供は細かいところにこだわるのではなく、筋のおもしろさに取り込まれるのだから、多少の誤訳は関係ないという趣旨が書いてあった。 文化が違うので、「正確に訳す」ことは不可能でも意志が通じれば。
ブエノスアイレスの道

「BFC]の意味がわかりました!

05/25 11:45
未知亜
ネタバレ【読書ノート転記】なんでこんなタイトルだったっけなどなど、結局わからないままで欲求不満。子どもに話しつつ組み立てていったんだろうなあという感じがそのままで。。。発想は面白いけど女王様に頼るあたりからなんかシラけるんだよなあ。登場人物の背景がいまひとつリアルじゃないというか。なんか残念な感じが拭えない。
大島弓子が天才であり、漫画界の詩人であることは前に書いたかもしれないが、その作品のタイトルを見ただけでもそれは分かるだろう。
ここでは、彼女の語感(音感)の素晴らしさを示す事例を挙げる。

「雨の音が聞こえる」は、それ自体、素晴らしいタイトルだが、これは八木重吉の詩の題名を借りたものだから、それ自体は措いておく。
ここで紹介するのは、この漫画に副題として付いている「ラ・レッセー・イデン」である。
私は、初読の時に、このフランス語めいた副題の意味は何か、とだいぶ考えたが、フランス語の辞書は持っていないので、調べることもできず、また持っていても綴りを知らないのだから調べられなかっただろう。だが、程なく、私はこれが大島弓子の冗談だと気付いたのである。
いや、私の間違いであるかもしれないが、これは、「劣性遺伝」に、フランス語の冠詞めいた「ラ」をつけてフランス語のように見せたイタズラだったと思う。
実際、この短編の内容は、劣性遺伝(こんな雑文に正確さを求める人はいないと思うが、念のために言えば、生物学的な意味の劣性遺伝ではなく、劣等な能力を遺伝したという意味である。)と、それに起因する劣等感の話なのである。その副題が「劣性遺伝」であるのは当を得ているのではないか。ただ、それが「劣性遺伝」の意味だと理解できた読者が何人いたか。そこが、高度なイタズラだと思う。ネット時代の今とは違い、この「発見」を公にする手段を持つ読者もほとんどいなかったのだから、いわば、描くと同時に消える絵具で描いた名画のようなものだ。誰に伝わらなくてもかまわないわけである。
それはともかく、ここで強調したいのは、大島弓子の音感の素晴らしさだ。日本語は語尾がほとんど母音になる特質がある。その例外の語尾が長音と撥音である。「劣性」の語尾を長音にして「レッセー」としたら、「遺伝」の語尾は撥音であるから、「レッセー・イデン」は日本語らしさを持たない言葉になる。そこに、フランス語の冠詞めいた「ラ」を付ければ、これをフランス語だと思うのは自然の成り行きである。実に高度な言語操作だと思う。
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