鹿野直政「兵士であること」より転載。
(引用者補足:15年戦争における白兵戦戦死者の中で)一ばん多かったのは、頭部貫通銃創である。鉄かぶとは、射距離100メートル以内では、「防具トシテ価値ナシ」とするのが、軍医たちの総括であったという。つぎに多かったのは胸部貫通銃創で、左胸部はほとんど助からなかった。腹部貫通銃創は、比率としては第三位だったが、腸の切断、膀胱の破裂など、もっとも苦しむ受傷となった。
(引用者補足:15年戦争における白兵戦戦死者の中で)一ばん多かったのは、頭部貫通銃創である。鉄かぶとは、射距離100メートル以内では、「防具トシテ価値ナシ」とするのが、軍医たちの総括であったという。つぎに多かったのは胸部貫通銃創で、左胸部はほとんど助からなかった。腹部貫通銃創は、比率としては第三位だったが、腸の切断、膀胱の破裂など、もっとも苦しむ受傷となった。
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