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私の創作に関する基本思想として、創作は才能ではなくメソッドの問題だというのがある。ただし、これは根拠はまったく無い。要するに、プロの創作家としての仕事をしていくうちに、自分のメソッド(それは普遍化できると思う)を掴み、それを使ってプロの創作家としての生命を維持するのがほとんどの創作家だろう、と思っているわけだ。
つまり、極端な話、手塚治虫のメソッドを手に入れれば第二の手塚治虫になれるし、モーツアルトのメソッドを手に入れれば第二のモーツアルトになれるというのが、私の考えだ。もちろん、創作への意欲、創作を心から、全身全霊で愛しているかどうかというのがそれ以前に存在し、それが無ければ手塚治虫やモーツアルトになることは不可能だ。

で、これから創作のメソッドというのを考察したいのだが、その考察対象は、アニメや漫画の原作である。なぜなら、これらは明らかにメソッド(創作パターン)によって作られたものが大半だからである。
たとえば、「サクラ大戦」を例に取れば、

1:主人公(ヒロイン)の紹介
2:主人公を取り巻く異常な状況と、敵の襲来など
3:主人公の悪戦苦闘と「仲間」(ライバル、憎まれ役含む)の紹介
4:主人公が「仲間たち」に受け入れられる
5:敵方の強大さ、残酷さの紹介(スリルの盛り上げ)
6:主人公方の状況の変化(隊長の変更、ヒーローの紹介)
7:主人公たちのトレーニング(経験値アップ、戦士養成)
8:仲間たちの過去、性格や個性の深い紹介

といったところが前半の内容だが、これは多くの「戦隊もの」の類型的ストーリーであることは分かるだろう。
もちろん、こうした類型で描かれた物語には新味は無いからコアな鑑賞者は感心しないが、可愛いキャラが戦ったりキャッキャウフフしているのを見ているだけで楽しいという層はそれで十分にとりこめるのである。それが「商業的創作」におけるメソッドの価値だ。




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ついでにメモしておくが、昔の漫画の中でリメイクしてほしいものがあって、それが吉田松美の「不乱剣朱太郎」シリーズである。まあ、丹下左膳みたいな感じの容貌魁偉な主人公不乱剣朱太郎が行く先で怪異な事件に出逢う、「伝奇小説」の漫画版だが、日活アクション映画的な感じがあって非常にモダンな味わいととぼけたユーモアのある、貸本時代の隠れた名作だ。
ネットで探しても下の記事くらいしかないが、表紙の若者は不乱剣朱太郎ではもちろんない。
実写化するなら、若いころの高橋幸治以外に適役はいない。
なお、朱太郎はだいたい物語のヒロインに惚れるが、いつも、そこになぜか突然現れる黒百合という美青年剣士に女が惚れて朱太郎は簡単にあきらめ、失恋する、というのが毎度のパターンで、そこが実に面白かった。ただ、フーテンの寅とは違って、真剣に恋したわけでもないので、「あーあ、またこのパターンかよ」という程度であきらめるのが笑えるのである。


イメージ 1

鬼火は囁く 吉田松美


鬼火は囁く 吉田松美 わかば書房


目次

開幕

幕間

五人目の死体は誰?

生きている兵馬(第一景)

死んでいる兵馬(第一景)

生きている兵馬(第二景)

死んでいる兵馬(第二景)

生きている兵馬(第三景)

死んでいる兵馬(第三景)

ふたたび幕間にて

生きている兵馬および死んでいる兵馬(第四景)

死人たち(大詰の場)

幕はおろされて



素浪人、不乱剣朱太郎は山で道に迷い、山小屋で老人に人狼の話を聞かされる。

フランケンシュタインVSワーウルフの戦いが始まった。

日本では個人単独の短編集というのは書物として出るが、複数の作家による「アンソロジー」というのは少ない気がする。それが漫画の短編となるとなおさらである。
私が考えているのは、タイトルが「青春残酷物語」という漫画アンソロジーで、若者が現実人生の残酷さに触れることによる「絶望の詩情」の話の集成だ。
ただ、私は作品名を覚えるのが苦手なので、入れたい作品の題名を思い出せない。特に、大友克彦による、海辺の民宿の娘が都会から来た道楽息子に遊ばれて捨てられる話は、一度何かの雑誌で読んだだけなので、題名を思い出せないのだが、ぜひ入れたい作品だ。最後が、世の悪に対する若者の「この世には(そんなものより)大切なものがあるだろう!」という感じの絶望の叫びに、ボケ爺さんが「カレーライスとかね」と言うコマで終わる、シニカルな筆致の漫画である。平凡パンチかプレイボーイで読んだ気がする。)
ほかには、

山松ゆうきち「村のひばりちゃん」
「編集王」を書いた漫画家で、名前を忘れたが、その人の「雲流るる果てに」

はぜひ入れたいが、いい作品は膨大にあると思う。つまり、青年向け漫画雑誌などに載ったそれらは、漫画史の中でもあまり知名度が高くないのだが、文学的香気に満ちた優れた作品群なのである。もちろん、女性漫画家作品にもその種のものはたくさんあるだろう。
私自身はそうした作品を生来的に好むわけではないので、偶然に読んで、その凄さを今でも覚えているだけだ。広く漫画を読む人なら素晴らしいアンソロジーができるだろう。

私が単純すぎるのかもしれないが、「やっぱり」しか答えはありえないのではないか?
「やっぱり」をどうイラスト化するのだよ。
「大きい」は比較の対象を同じ画面に入れればいいし、あるいは「下から見上げた構図」にして対象物の巨大感を出す手もある。「かたい」はスーパーリアリズムの絵が描ける人なら物質表面の光沢や角の鋭利さを描くことで描けるだろう。あるいは、その「物」に何かがぶつかって壊れる類のイラストでもいい。たとえば、「豆腐の角に頭をぶつけて血を出している人物」とかwww




さんがリツイート

前に沼袋に看板にナゾナゾを書いてる店があって、この問題はぜんぜん答えがわかりませんでした
今もわからん??

アポロは月に行っていないという説を私も信じているのだが、秋山豊寛氏の下記の説明は説得力がある。



98: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:47:26.37 ID:riHLg1o/0
秋山豊寛(宇宙飛行士)

人類が月面着陸をしていないのは、本当なのですか?

秋山  宇宙飛行士なら、みんな知っている。

    私は、ロシアで宇宙飛行士の訓練を受けている時に知った。

    それまでは私も、月面着陸を信じていた。



 ロシアの宇宙飛行士から聞いたのですか?

秋山  そうだ。

    宇宙飛行を終えたロケットのカプセルは、ロシアの大地に帰還する。

    でも、どこに落ちるか分からない。

    『どこに落ちるか分からないから、銃の使い方も訓練する。
     カプセルは何日も発見されない場合がある。狼や熊が襲って来ることもあるから、
     銃が要る。』と言うんだ。

    月に宇宙船を着陸させている国が、なんで地球上で狙った地点にカプセルを着陸させ
    られない?

    要するに、上空から投げ落とす技術しかないんだよ。

100: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:47:42.28 ID:riHLg1o/0
でも、それは地球上での話ですよね?

秋山  地球上で出来ない事は、月面上でも出来ない。

    重要なのは、SF映画に出てくるような上品な着陸は、ロシアでもアメリカでも
    出来ないってことなんだ。

102: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:47:54.61 ID:riHLg1o/0
上品な着陸?

秋山  お尻を地面に向けて、エンジンの噴射を少しずつ弱くしながら垂直に降りてくる、
    あれだ。

    あんなこと出来るわけないだろ。 やれるもんならやってみろ。

105: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:48:07.60 ID:riHLg1o/0
でも、「月面上は重力が6分の1だから可能だ」とNASAは説明しています。

秋山  重力が弱くても、月は空気が無いから空気抵抗がない。
    だからパラシュート技術を使えない。

    そもそも、無人での着陸もやっていないのに、いきなり有人着陸が出来るはずが
    ない。

    ソ連のルナ2号は、無人宇宙船だったから、軟着陸に失敗して月面に激突しても
    どうってことなかった。

107: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:48:25.12 ID:riHLg1o/0
激突したのですか?

秋山  もちろんだ。 ロシアの宇宙飛行士は、みんな苦笑しながら認めたよ。

    ぶっつけ本番で、国家の威信がかかる有人月面着陸をやるなんて、あり得ない。

109: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:48:35.85 ID:riHLg1o/0
以上
no title

136: 名無しさん 2019/01/26(土) 23:51:14.72 ID:p3+E57iF0
>>109
これ以外と説得力あるよな
地球より軽いとはいえ月にも引力があるのに
大気もないところに無事着地して
発射台もないところから無事地球に戻ってんのは何故なのかと







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