忍者ブログ
[319]  [320]  [321]  [322]  [323]  [324]  [325]  [326]  [327]  [328
Huluで「刑事コロンボ」第一回を見て、最後にディレクター(だったと思う)がスティーブン・スピルバーグと出てきてびっくりした。彼がテレビ出身だ(出世作の「激突!」はもともとテレビ番組だったものの映画化)とは知っていたが、「刑事コロンボ」の記念すべき第一作目の監督だったとは。
なお、刑事コロンボ第一回は、最後に犯人を降参させる部分が弱いと思った。あれでは「証拠」にはならないだろう。強気の「犯人」があの程度で白旗を上げるのは不自然。途中までは面白く、さすがに「三谷幸喜の脳の3分の1」を作った作品(だと私は思っている)である。
PR
雨続きである。
パソコンに入っているマージャンゲームを毎日ぼんやりとやっているが、今日、生まれて初めて役満を上がった。大三元。
九連宝塔(字はこんなか?)を上がると死ぬとかいうが、大三元でも悪いことが起こるかもしれないので、厄落とし(役落としwww)にこうしてブログに書いてみた。
「Wild Magic」は作者への興味を失ったので、翻訳作業は中止します。
詳しく言うと、同じ作者の「女騎士アランナ」シリーズの日本語訳を読んで、この作者が大嫌いになった次第。女作者の書くヒロイックファンタジーは、男の読者には読むのが耐え難い。
騎士道物語は、原則としてプラトニックラブでないといけないのである。
まあ、茅田砂湖、栗本薫くらいが、ぎりぎり限度か。恋愛や性的要素が無いわけではないが、あくまでヒロイックファンタジーの許す範囲内、という節度が彼女たちの作品にはある。つまり、本気でヒロイックファンタジーが好きだから、書いていいことといけないことの区別が感覚的に分かっているのだろう。タモラ・ピアースは「女騎士アランナ」シリーズを最初、大人向けに書いたものを子供向けに直したようだ。その結果、セックスの要素が消されないまま残され、そこに妙なフェミニズム思考まで入り込んだもので、どうにも生臭い話になっている。
男(男の子)が読みたいのは「三国志」や「水滸伝」や「西遊記」であり、ロビン・フッドやアーサー王宮廷の騎士物語なのである。騎士は女といちゃいちゃするのではなく、甲冑に身を包んで敵と戦うから騎士の意味があるのだ。
というわけで、この先、気が変わらなければ、「ワイルド・マジック」の翻訳は終わり。
このブログは、「断片的文書保管所」兼、日々の夢想と妄想の記録置き場とします。
「それなら、分かった。でも、これだけは覚えておいて。あんたに上品な格好をさせ、きちんと身支度させるのは私の務めだってね。私は他人からけちん坊だと言われたくはないからね」
ダイネは彼女が注文して食べた料理の多さを思い出した。「私に変なところがあったら、そう言ってください。直しますから」
オヌアはくつくつ笑った。「十分いいよ」
戻ってくるとクミールは馬囲いの外の寝台の支度をした。(注:寝台を「上げた」とあるが、意味不明。)「もう寝たほうがいい」彼女は忠告した。「明日の夜明けの1時間前には出発するからね」
ダイネは携帯寝具を横たえ、のたくるようにその中に潜り込み、覆いの毛布の下で、ゆるいドレス以外は全部脱いだ。「オヌア?」
女はすでに眠りかかっていた。「うん?」
「ありがとう」

(原文ではここで1行空き。つまり、意味段落の切れ目である。このシーンの終わり、ということ。)
広場にごたごた立っている料理屋のテントの一つでオヌアは二人のためにたっぷりとした食事を注文した。食事の後、ふたりはその辺を探索した。しばらくするとダイネの目は目を凝らすことに疲れてきた。貧しい山村から来て、彼女は目を向けるたびにあらゆる所にあまりにも多くの物が見られることが信じられなかった。
「直しておくものは無いかい」彼女の新しい雇い主は尋ねた。彼女の目は皮製品の店の陳列棚の上のブーツを見ていた。
「大丈夫です」ダイネは答えた。クミールの疑うような眼差しに出遭って、彼女は強く言った。「本当です。雨があまりに―」彼女は、盗賊たちの攻撃を受けたのが他人の農場だったかのように見えるように言おうとして、言葉を飲み込んだ。「雨があまりに多くて火を焚くのが大変なんで、道具はたくさん持ち出したんです。衣類やブーツや寝袋や。本当に何も要りません」(注:ここの原文はまったく意味不明。この作者は、「含蓄のある」表現が好みらしい。翻訳者泣かせである。だんだん、訳すのが面倒になってきた。)女の緑灰色の目にまだ疑いの色があるのを見て、彼女は手を上げた。「女神さまに誓います」
<<< 前のページ 次のページ >>>
プロフィール
HN:
冬山想南
性別:
非公開
P R
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.