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彼はたぶん正しいのだろう、と私は思った。私はとても平凡だ。誇れるものは何も無い。金も無いしハンサムでもないし、話上手でもないし、特別なものは何も無い。正直、私は悪人ではないし、真面目に働いている。工場の人たちは私を好いている。私は体が強くて健康だ。だが、私は女の子たちが一目惚れするタイプの男ではない。私のような男が、どうして彼女のような美人を手に入れることができるだろう。
「知ってるだろ?」ドワーフは囁いた。「私に助けを求めれば、上手く行くって」
「僕を助ける? どんなにして?」彼は私の好奇心を掻き立てた。
「踊ることでさ。彼女はダンスが好きだ。彼女に、君が優れたダンサーであることを見せるんだ。そうすれば彼女は君のものだ。君はただ木の下に立って、果実が君の手の中に落ちてくるのを待っていればいいだけだ」



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ツィッター形式だと、すぐに容量オーバーになるから、部分転載になると思うが、なかなか面白い意見で、特に、スマホなどのために、これまで小説を読まない層が小説を読みだしたのではないか、というコメントは興味深い。





とあるラノベ作家「『情景描写とか感情描写書きすぎるとウザい。』みたいなこと言うやつがいて絶望感と情けなさと怒りで気が狂いそう そんなんもう箇条書きでいいじゃん」

とあるラノベ作家「『情景描写とか感情描写書きすぎるとウザい。』みたいなこと言うやつがいて絶望感と情けなさと怒りで気が狂いそう そんなんもう箇条書きでいいじゃん」

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れーじ/午後12時の男@le_ji

何か最近のネット小説界隈だと『情景描写とか感情描写書きすぎるとウザい。「俺は深く悲しんだ」とかでいい』みたいなこと言うやつがいるらしくて。 絶望感と情けなさと怒りで気が狂いそうそんなんもう箇条書きでいいじゃんプロットでいいじゃん…

2017/12/08 12:42:40

れーじ/午後12時の男@le_ji

小説は脚本じゃなくて小説が完成品なんだよ。 映像作品が、音楽やカメラワークやキャラの演技なんかでやってる作品世界の構築を文章ひとつで全部担ってるんだよ。 何かそういう基本の基本すら基本じゃなくなってる、しかもそれを「ウザい」ってどういうことですか。 行き着く先は闇だよ。

2017/12/08 12:46:23

れーじ/午後12時の男@le_ji

なんかこれをおかずにしてラノベとかを下に見てる人いますけど、れーじラノベ書きですから! てかネット小説書いてた人間ですから!! 「そういうこと平気で言う層の人間がデカい口叩くようになった」のにむかついてて、で、場所がたまたまネット小説だっただけですから!! twitter.com/le_ji/status/9…

れーじ/午後12時の男@le_ji

何か最近のネット小説界隈だと『情景描写とか感情描写書きすぎるとウザい。「俺は深く悲しんだ」とかでいい』みたいなこと言うやつがいるらしくて。 絶望感と情けなさと怒りで気が狂いそう。 そんなんもう箇条書きでいいじゃんプロットでいいじゃん…

2017/12/10 12:56:19

一連のツイートを受けてネットでは様々な反応が…

@KNN_destroyer

えぇ……(困惑)

2017/12/11 10:26:11

@fuyu_soraKN

うっせーわ書きたいように書くわ!!!>RT こちとら自分のために趣味で書いてんだ!!!

2017/12/11 09:54:22

@savao777

あんまり細かく描かれてるとよくわからなくることはある。だからって簡潔に描け!とは思わないな。細かく描かれてることでわかりやすくなることもあるし書き手の個性だと思うしね。合わないと感じたなら読まなきゃいい。 ただし書き手に文句言うのは禁止な!!>RT

2017/12/11 09:35:38

@aika1342

RT→もう会話文だけの小説もどきでも読んでろよ。それか漫画。描写いらないとかないわぁ

2017/12/11 09:20:32

@hanatare415415

これ、描写過少なのに凄いとわかる文誰か書いてくれないかなぁ。こういう書き方もあるのか……!ってなりたい。

2017/12/11 09:22:31

@KzxYm1

え、あ、普通に好きです、情景描写と感情描写。長々と書いてくれる方が読み応えあるし、勉強にもなる

2017/12/11 08:35:35

@houjitea0820

@le_ji もうメロスは激怒し寝過ごしダッシュし親友は助かりました まで短縮してもいいじゃん

2017/12/09 22:22:19

@loadofbear

@le_ji FF外から失礼。 自分も情景描写は要らないと感想欄で言われた事があります。 正直、感情表現までいらないとか言われると、その人が小説をどうやって楽しんでいるのか……正直理解できないですね。

2017/12/08 23:08:31

@mayugeitgodaihu

@le_ji 初めまして。そして失礼します。 小説を楽しむということは、その物語の世界に入り込んで、登場人物一人ひとりの心情の機微や繋がりを理解し、想像することだと思っています。それをさせることこそが小説という一つの芸術作品が追い求める姿であり、それを書くことが小説家の夢であると思います。

2017/12/10 06:05:24

@mayugeitgodaihu

@le_ji それには心理描写、情景描写は必要不可欠で、それが文の贅肉では決してありません。気軽にネットで読めるようになってしまった末路なのでしょうね。それこそが小説の味であるのにそれを否定する。小説だけは何世代前か、明治初期に戻ってほしいくらいです。 長文失礼しました。

2017/12/10 06:17:48

@Rose_love0923

@le_ji RTから失礼します。 箇条書みたいな文章が一般化しつつある現状はすごく感じていて、嘆かわしいと思います。 今は漫画は文字が多いから読まない、ということが言われているとも聞きますし…創造力も想像力も欠如しつつあるのですかね…悲しいですよ

2017/12/09 14:45:50

@chest01

@le_ji なろうの読者は、爽快感、痛快感、カタルシスを求める人が多いそうです。心を打つ情景や心情の機微を描いた物語より、ボタン押してるだけでキャラが敵がバタバタ倒していくアクションゲームみたいな展開が好まれるのだと思います。

2017/12/09 20:25:50

@yumika07515

@le_ji 私も以前は目一杯、心理描写やっちゃう人だったんですけれどストーリーが動かなくなっちゃうので、なるべく簡潔に、だけど味気なくならないように考え抜きます(何様orz)一番望ましいのは情景と心理を同時に表現するスパッとした語彙たちを並べることだと思います。出来不出来や優劣は別として、むー

2017/12/09 23:50:42

@KeinoYuji

@le_ji @sisters_sippo FF外から失礼します。 超同意です…そんなのもう台本に毛が生えたようなものじゃんと…情景や心情の描写こそ小説という媒体の良さだと考えてるので、似たようなことを聞かされた時はなんかもうやるせなくなりました…

2017/12/09 18:33:59

@777htmAb

@le_ji そうなってくると、もう絵本のような文章になってしまいますね 描写が細かいからこそ深く感情移入出来たり、雰囲気、その時の情景を掴みやすく、なにより文章に「深み」が出てくるから面白いのに、それが無かったらどんなに面白い設定でも何の魅力も無いですね

2017/12/09 21:10:58

@arly_brd

@777htmAb @le_ji 横から失礼します。絵本の中には宮沢賢治や新美南吉の著作のように大人になっても心を打つものがありますし、そうでなくても子どもの情操を育てる暖かいお話が多いので、れーじさんに文句を言うような層の求める話と絵本を一緒にするのは絵本に対して失礼ではないかと思いました。

2017/12/10 04:13:04

@sample_b3

@le_ji おそらく数は多いそういう人達に向けて書くのも一つの道。本格的な小説を求める人に向けて書くのも一つの道。という感じですね。私も深く悲しみました。

2017/12/09 23:33:58

@wWzJZCjxitcro3O

@le_ji まだネット小説の本当の恐ろしさを知らないな 流石に深く哀しんだでもいいは行き過ぎだけど本当底辺小説はセリフが殆ど無くて感情描写と情景描写の小説が割りとある

2017/12/10 21:10:59

@Tayaexe

@le_ji 横から失礼します。 自分も小説を書く時、いかに心理描写を表現するか頭を捻りながら書いてますが、こういう事を書かれると凹みますね…。その分、感情表現が上手くて感動した、と感想もらった時は嬉しかったです。 ただ長すぎるとただの説明文、ともなってしまう…難しいですね。

2017/12/10 10:05:35

@tukuritekakera

@le_ji 描写と言う描写上手く書けんで悩んどるのに、なかなかすごいこと言うな……多分描写に書かれたものが想像できんのだろう。 だから俺に合わせろと言った感じかね?

2017/12/09 21:01:51

@M1Qo9j

@le_ji FF外から 個人的にはじっくりと書き込まれてる方が好きです♪ 元々は小説嫌いでしたが面白い作品に出会ってから今ではすっかり本の虫に… 短編でも1000文字と1万字では読み応えが全く違って、情景や登場人物の服装、行動、それらの描写が無ければそれは筆者が書きたい世界じゃない気がします

2017/12/10 21:41:03

@fle_dekana

@le_ji @amamituhakushi 友人はライトノベルみたいにイラストが入っていると状況を想像しやすいと言っていましたが、テレビを始めとして、視覚で状況を補足されることが当たり前になってきたのかなと感じます。 それで自分で情景を想像する必要性及び機会が少なくなったためにそういう主張があるんじゃないかと思います。

2017/12/09 20:51:33

@zakuro_ishi

@le_ji ・箇条書きで行間を楽しむネット小説が流行 ・行間の解釈違いにより読み手同士で大戦が勃発 という未来が見えた

2017/12/09 09:41:11

@emerald7983

@le_ji FF外から失礼します。 腹立たしいのは全くもって同意ですが、私見としましては嘆かわしい訳でなく、むしろ逆と考えております。 読解力のレベルが落ちている訳ではなく、小説を読む読者の総人口が増え、今までは小説読まなかった層も読み始めてる結果かと。

2017/12/10 11:02:37

@home08020986

@le_ji はじめまして。 テストで赤点取った悲しみも、失恋した悲しみも、500円玉自販機の下に落とした悲しみも 全部「深く悲しんだ」だけど全部違う感情。 その違いをどうやって書くのかが、書いてても読んでても楽しいもの と思います。

2017/12/11 01:30:58

@oiguri3

@le_ji ガシッ、ボカッ、スイーツ(笑)が笑えなくなるね

2017/12/09 18:51:03

@ishouhou

@le_ji @Lizreel_spindle 写真がない時代の小説は主人公が出てくるまでに延々と本当に延々と情景描写があります。風景や情景が娯楽だったわけで。 テレビが普及し、ツベで風景がドンドン流れる時代、異世界もテンプレ化の今、薄野に盗賊が隠れる話ならすすきの描写をしさらりと流すへ変わるのが当たり前とも。

2017/12/09 19:01:08

@Uzume1107

@le_ji フォロー外から失礼します 情景描写、感情描写があってこその小説の醍醐味ではないのかと思います 「そんな事を言う人は絵本でも読んでろ」と言いたいです

2017/12/09 16:06:34

@ororami

@le_ji 昨日、好きな絵描きさんが作画担当してる漫画の原作なろう小説読んだら、本当に箇条書きプロットだけみたいな内容で、これで小説と言い張るのか?という気持ちになっていました。コミカライズされるくらいだから読み続ければ面白いのかもしれないけど。ラノベの更に三分の一くらいの重さしかない感じ…

2017/12/09 20:56:05

@yun_line

@le_ji 個人の考えですから、それでいい人はそれでいいし、凝りたい人は凝るでいいんじゃないでしょうか。好みの問題だと思いますよ。小説とは斯くあるべきとガチガチに固める必要もないと思うのですが。

2017/12/10 23:28:45

正直両方の意見分かるかな
情景描写があると物語に深みがあって読んでて面白いし箇条書きに近い小説はそれはそれで楽にサクッと読めるというメリットある
楽しみ方によって両方の小説楽しめると思うな


私たちは長い間丸太の上に、何も話さないまま座っていた。頭上の高いところでは風が木の枝を鳴らす音が聞こえた。木々の幹の周りを飛びながら、巨大な蝶が現れたり消えたりしていた。
「いずれにしても」彼は言った。「君は僕に何かしてもらいたいことがあったはずだ」
「僕がかい?」私は彼が何のことを言っているのか分からなかった。
ドワーフは木の枝を拾って、それで地面に星を描いた。「あの女の子」彼は言った。「君はあの女の子が欲しいんだろ?」
彼はステージ8の新人の可愛い子のことを言っていたのだ。私は彼がそんなことを知っていたのに驚いた。もちろん、これは夢の中であり、どんなことでも起こり得るわけだ。
「確かに、僕は彼女が欲しい。しかし、彼女を得るのに君の助けを借りることはできない。自分の力でやるべきだ」
「君にはできんよ」
「なぜそう断言できるんだ」
「知ってるんだ」彼は言った。「怒ってもかまわないぜ。だが、事実は、君は自分の力じゃあ彼女をモノにできない、ということだ」


踊っていない時には、このドワーフは弱弱しい、悲しげな生き物だった。おそらく、彼がかつては宮廷の堂々たる名士であり踊りの権威であったと想像できる人はいないだろう。
「少し具合が悪そうだね」私は言った。
「ああ」彼は応えた。「森の中はとても寒くなるんだ。長い間一人で暮らしていると、健康に異常が出てくる」
「それは大変だ」私は言った。
「私にはエネルギーが必要だ。私の血管に流れ込む新しいエネルギー源が必要だ。踊って踊って、雨の中でも風邪を引かず、野原や丘を駆け巡るエネルギーが私には必要なのだ」
「なるほど」私は言った。(訳者注:「Gosh」の訳は、辞書では「えっ」とか「おや」と書かれているが、場面に合わないので、「なるほど」と訳した。基本的には驚きを示す間投詞だが、村上春樹的主人公が、ここで驚きを示すのは私には違和感があるからだ。)


ほかにやるべきマシな事も特に無かったので、私はドワーフの周りをうろつき、空を見上げ、最後には彼の傍に座った。空は灰色で曇っており、黒い雲が西の方へ流れていた。いつでも雨が降り出しそうな感じである。おそらくドワーフは、雨に備えてレコードとレコードプレイヤーをどこかに片づけたのだろう。
「やあ」私はドワーフに言った。
「やあ」彼は応えた。
「今日は踊らないのかい」私は尋ねた。
「ああ、今日は踊らない」彼は言った。

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