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或る種の詐欺ではあるだろうが、教官が手書きレポートを課すほうが理不尽だ、とも言えるわけで、学生の自衛手段になる。
それ以外の役には立ちそうもないという点で、日本版「イグノーベル賞」に値する。
このアイデアは凄いし、それを実現した能力はもっと凄い。



さんがリツイート

「全自動手書きレポートマシン」を作りました。

これで、大学が手書きレポートを課してきても、もう何も怖くありません。完全勝利です。

~本編~

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いや、そういう羨ましい(現実はかなり厳しい面もあるようだが)職業は、空きがあればすぐに知り合いか何かに周旋するだろう。
何しろ、ほかに男がいない「ハーレムの王様」状態なのだから、よほど潔癖な人間でないかぎり、より取り見取りではないかwww (私の持論として、人間は手近な異性とくっつく、という説がある。学校の教師というのは、世間知らずの若い娘には、「優れた存在に見える」という利点もある。)



さんがリツイート

私は多年の願望として、一度女学校の先生になつて見たいのだが、だれも頼みに来ない。【女学生の地位】






「失われた時を求めて」での記憶の蘇りと同じである。(原作は読んでいない。)つまり、記憶の大半は無意識の中に埋没しているが失われてはおらず、何かのきっかけで(路傍の敷石に足を踏み出した瞬間とか、紅茶にマドレーヌを浸した瞬間などに)蘇るわけだ。



テレビで『ピンポンパン体操』流れてて、「これ収録したLPレコード、むかし家にあったな・・」と思ったとたん、当時のレコードプレイヤーとか部屋の風景とかの記憶がバーッと脳の奥から次々出てきてびっくりした。




適当にコピーしたので全部は入っていない。これらから、たとえば「ペツ」はアイヌ語で「川」、「シリ」は「島」の意味だと分かる。
一番興味深いのは、「カムイ」が「神」であることで、白土三平もそこに興味を持って「カムイ伝」というタイトルの漫画を描いたのだろう。標準的な日本語の「神」は、「上(かみ)」から来ていると私は考えているが、アイヌ語の「カムイ」との関係はあるのか、偶然なのか。




地名アイヌ語意味
長都(おさつ) オサット 川尻の乾いたところ
長流川(おさるがわ) オサルンペツ 河口にアシ原のある川
長万部(おしゃまんべ) オシャマンペ カレイの居るところ
忍路(おしょろ) オショロ 尻をついたような形の湾
尾岱沼(おだいとう) オタエト 砂の岬
大楽毛(おたのしけ) オタノシケ 砂浜の中央
小樽(おたる) オタルナイ 砂だらけの川
落石(おちいし) オクチシ 山の鞍部
音威子府(おといねっぷ) オトイネプ 川口の汚れているところ
落部(おとしべ) オテシウンペツ 川尻にやなのある川
音更(おとふけ) オトプケ 髪の毛
乙部(おとべ) オトペ 川尻に沼地のある地
鬼志別(おにしべつ) オニウシぺツ 川口に木の多くある川
オヌプナイ オヌプウンナイ 川尻に原野のある川
帯広(おびひろ) オペレペレケプ 川尻がいくつにも裂けているところ
小平(おびら) オビラウシュペッ 川口に崖のあるところ
雄冬(おふゆ) ウフイプ 燃えているもの
尾幌(おぼろ) オポロベツ 河口の大きい川
生振(おやふる) オヤフル つぎの岡
温根沼(おんねとう) オンネトウ 大沼
オンネトー湖 オンネトー 大沼
温根別(おんねべつ) オンネペッ 年老いた川
温根湯(おんねゆ) オンネユ 年老いた温泉
音別(おんべつ) オンペツ・ウェンペツ 水の悪い川
貝取潤(かいとりま) カイエウトル 岸壁が折れたようになっているところ
神楽(かぐら) ヘッチエウシ・ヘイチェウシ 神楽岡
川汲(かっくみ) カックニ カッコウのいる木
上磯(かみいそ) カムイリ 神瀑、美しい岩
上川(かみかわ) ペニウングルコタン 上の人の村
上ノ湖(かみのこ) ペンケトウ
上湧別(かみゆうべつ) ユウペット 滑らかな水の湧くところ
神居(かむい) カムイ
神居古潭 カムイコタン 神のいます所、神聖な里
神威(かもい) カムイヌプリ 神山
神恵内(かもえない) カムイナイ 美しく神秘的な沢
北見(きたみ)市 ヌプゥシケシ 野の端
喜茂別(きもべつ) キモーペツ 奥の方の川、山間の川
釧路(くしろ) クスリ・クシュル・クッチャロ 温泉・通路・のど
屈斜路(くっしゃろ) クッチャロ クチョロ川? のど、湖水の流出口
倶多楽(くたら) クッタラ イタドリの多いところ
倶知安(くっちゃん) クチャウンナイ 猟人の小屋のある沢
久遠(くどお) クンルル 危険な道
黒松内(くろまつない) クロマツナイ 和人の女の多くいる沢
国縫(くんぬい) クンネナイ・クネンプ 黒い沢・黒いところ
訓子府(くんねっぷ) クンネップ・クンネプ 黒いところ、湿地が多く川の水が黒い
剣淵(けんぶち) ケネニペツ ハンノキの川
声問(こえとい) コイドェイ 波が崩すところ
古潭(こたん) コタン
小沼(クッチャロ湖) クッチャロ
コムケ湖 コムケト 曲がっている沼
昆布(こんぶ) コンポヌプリ こぶ山
咲来(さっくる) サクル 夏路
札幌(さっぽろ) サットポロ 乾燥した広大な地
様似(さまに) エサマニ カワウソのいるところ
猿払(さるふつ) サロプト アシの生えた河口
沙留(さるる) サロロ アシのなかにある川
サロベツ サルオペツ アシの多い川
佐呂間(さろま) サラオマペツ カヤのあるところの川
砂原(さわら) サラ やや広い砂州(洲?)
鹿ノ谷(しかのたに) ユックルペシペ 沿って下る鹿の道
色丹(しこたん) シコタン 大いなる村、最良の村
支笏(しこつ) シコツ 大きな谷、穴
静内(しずない) シュトナイ・シフッチナイ ブドウのある沢・祖母の沢、先祖の沢
標茶(しべちゃ) シプッチャ 大川端の丘陵
士別(しべつ) シプペ 大いなる川
標津(しべつ) シベツ サケのいるところ、大いなる川
士幌(しほろ) シホロ・シホルカペツ 広大な土地・本流の後戻りする川
島牧(しままき) シュマコマキ 背後に岩のある
島松(しままつ) シュマオマプ 石のあるところ
清水(しみず) ペケレペツ 清き流れ
占冠(しむかっぷ) シュムカプ・シモカプ 白樺の群生した所・清流
下川(しもかわ) パンケヌカナン 下の川、下の沢
下頓別(しもとんべつ) トウンペツ 沼に行く川
舎熊(しゃぐま) イサッケクマ 魚干すさお
積丹(しゃこたん) シャックコタン 魚の場所
斜里(しゃり) サルイ・シャリ アシの生えているところ・湿った沢
朱鞠内(しゅまりない) シュマリナイ 石の多い高い川
白老(しらおい) シラウオイ・シララオイ アブのおおいところ・湖のあるところ
知内(しりうち) チリウシ・チルシ 鳥のいるところ
尻岸内(しりきしない) シリキシラリナイ 岸壁に形像があるところ
尻羽岬(しりはみさき) シリパ 大地の端
後志(しりべし) シリペツ 大きい川
尻別(しりべつ) シリペツ 大きい川
知人(しれと) シリエト 大地の鼻
知床(しれとこ) シリエトク・シレカンライ 大地の頭の突端・国土の先
新得(しんとく) シントク・シントコ 清水の流れ・山の肩、漆器を作る所
寿都(すっつ) スプキペツ・シュツ 川の名・山の麓
砂川(すながわ) オタシナイ 砂、大きい、川
瀬棚(せたな) セタルペシュペナイ 犬の路の川・沢
層雲峡(そううんきょう) ソーウンペツ 滝の多い沢
壮瞥(そうべつ) ソーペツ 滝の川
空知(そらち) ソラプチ 滝がかかる
大樹(たいき) タイキウシ ノミの多いところ
高ボッチ ボッチ 巨大な高原
滝川(たきかわ) ソラプチペツ 滝の下る川
竹浦(たけうら) シキウ アシ
立待(たちまち)岬 ピウシ 魚が来るのを待つ
多度志(たどし) タトウシナイ カバの木の多い沢
多寄(たよる) タイオロオマペツ 森の中にある川
端野(たんの) ヌプンケン 野の端
近文(ちかぶみ) チカプニ 鳥のいる木
チキウ岬 チケプ 断崖
築別(ちくべつ) チュクベツ 秋川
チセヌプリ チセヌプリ 家の屋根のかたちをした山
秩父別(ちっぷべつ) チックシベツ 泥炭地
千歳(ちとせ) シコツ 大きな窪地
忠別(ちゅうべつ) チュプペツ 東川
忠類(ちゅうるいぺつ) チュウルイペツ 波の立つ沼川
知利別(ちりべつ) チリベツ 鳥のいる川
対雁(ついしかり) トイシカラ 回流沼
津別(つべつ) ツペツ 2本の川
手稲(ていね) テイネイ 山霧多く湿潤
天売(てうり) テウレ
天塩(てしお) テシウ やな
弟子屈(てしかが) テシュカガ 岩の上
手宮(てみや) テムムンヤ 海藻の寄る岸
問寒別(といかんべつ) トイカムペツ 土のかさぶる川
戸井(とい) トイ
濤沸(とうふつ)湖 トープツ 沼の口
当別(とうべつ) トーペツ 沼川
当麻(とうま) トウオマ 沼、湿地のあるところ
塘路(とうろ) トーオロ 湖沼のあるところ
徳舜別(とくしゅんべつ) トクシシウンベツ アメマスのいる川
常呂(ところ) トーコロ 沼、湖水のあるところ
トッカリ崎 トッカリ アザラシの地方称
トッカリショ岬 トッカリショ アザラシの岩
徳富(とっぷ)川 トク 小山
椴法華(とどほっけ) トゥーポケ 岬の陰
利根(とね) トンナイ 巨渓、大河
十弗(とふつ) トプツ 沼の口
苫小牧(とまこまい) トーマコマナイ 沼の後ろにある川
苫前(とままえ) トマオマイ エゾエンゴサクの花の多い地
泊(とまり) ヘモイトマリ サケが湾にはいる港
トムラウシ トンラウシ 水あかが多くあるところ
豊頃(とよころ) トヨコロ 無人
豊富(とよとみ) エベコロベツ 食糧の豊富にある川
豊似(とよに)川 トヨイペツ 土川
豊似(とよに)岳 トエニヌプリ 豊富な木のある山
豊平(とよひら) トイピラペット 川の水がその岸を切り崩す
頓別(とんべつ) トウンペツ 湖のある川
中標津(なかしべつ) シベツ サケの多くいるところ
中頓別(なかとんべつ) トウウンペツ 沼からでる川
長沼(ながぬま) タンネトー 長い沼
長和(ながわ) オサルウスンぺツ 川口にアシ原がある川
名取(なとり) ヌクトリ 湿地
七飯(ななえ) ナムナイ・ヌアンナイ 冷たい川・豊かなる谷
南幌(なんぽろ) ポロモイ 大平原
新冠(にいかっぷ) ニカプ オヒョウの皮
西興部(にしおこっぺ) オウコットペ 川尻の合流するところ
西帯広(にしおびひろ) フシコペツ 古い川
西ヌプカウシヌプリ ヌプカウシ 原野にある山
ニセイカウシュッペ山 ニセイカウスペ 峡谷の上にあるもの
ニセコアンヌプリ ニセイコアンヌプリ 峡谷によりかかる山
根室(ねむろ) ニムオロ・ネモロ 樹木が繁茂するところ
野花南(のかなん) ノカナン 仕掛け弓の糸を置くところ
野付(のつけ) ノッケウ あごの岬
沼前(のなまい) ノナオマイ ウニの多いところ
野辺地(のへじ) ノンベチ 野なかを流れる清い川
登別(のぼりべつ) ヌプルペツ 色の濃い川、濁れる川
萩野(はぎの) シリエトク 大地の頭の突端
函館(はこだて) ウスケシ 湾の端
抜海(ばっかい)岬 パクカイ 丘の上に大岩がある
発寒(はっさむ) ハチャム 桜鳥が多い
花咲(はなさき) ポロノツ 大きな岬
羽幌(はぼろ) ハポロペツ・ハプル 流失広大な川・柔らかな
浜頓別(はまとんべつ) トーウンペツ 沼から出る川
浜中(はまなか) オタノシケ 砂浜の真ん中
浜益(はまます) アマムシュケ・マシュキニ 米を炊く・ニシンの多い所
早来(はやきた) ハイキト・サクルペシペ アサ、カヤのある沼・夏超るいく沢道
張碓(はりうす) ハルウシ 食糧の多いところ
パンケトウ パンケトー 下の湖
花畔(ばんなぐろ) パナウングル 川下の人
美瑛(びえい) ピイエペツ 油の川、濁った川
東鷹栖(ひがしたかす) チカップニ 大鳥の巣があるところ
東ヌプカウシ山 ヌプカウシ 原野のある山
東藻琴(ひがしもこと) モコト・モユト 小さな沼・眠っている沼
比布(ぴっぷ) ピピ 石が多いところ
美唄(びばい) ピパオイ カラスガイの多いところ
美深(びぶか) ピウカ 石が多い
美幌(びほろ) ピポロ 水多く大いなるところ
平取(びらとり) ピラウトルイ 崖の間
風連(ふうれん) フレペツ 赤い川
深川(ふかがわ) ナエ 谷川
福島(ふくしま) オリカナイ・イルカナイ
二股(ふたまた) ペツエウコピ 川がわかれる
風不死(ぷっぷし)岳 フプウシ トドマツの多いところ
富良野(ふらの) フラヌイ イオウ臭い火炎の土地
古平(ふるびら) フルレピラ、フィーピラ 赤い崖
別海(べっかい) ペツイイエ 破れ川
別保(べっほ) ペッホ 小川
ボッケ ポプケ 煮え立つ
穂別(ほべつ) ポペツ・ポンペツ 小川
幌加内(ほろかない) ホロカナイ 逆流する川
ポロト湖 ポロト 大きな沼
幌内(ほろない) ポロナイ 大きな川
幌延(ほろのべ) ポロヌプ・ホロノブ 大平原
幌別(ほろべつ) ポロベツ 大きな川
幌満(ほろまん) ホルマンペツ 穴のある川
幌武意(ほろむい) ポロモイ 大浦、大江
奔別(ぽんべつ) ポンペツ 小川
本別(ほんべつ) ポンベツ 小川
幕別(まくべつ) マクマンペツ、マクンベツ 山際を流れる川
増毛(ましけ) マシケイ カモメの多い
摩周(ましゅう) マシュウントウ カモメの沼
マスイチ浜 マスイチセ ウミネコの家
真狩(まっかり) マッカリプト 三角川
松前(まつまえ) マツオマナイ・マトロナイ 半島・女の住む沢
丸瀬布(まるせっぷ) マウレセップ 3つの川の集まる広いところ
御園(みその) オロウェンヌプキペツ 川底の状態が悪く歩きにくい濁り川
三石(みついし) ピットウシ 小石の多い地
室蘭(むろらん) モエルラン ゆるやかな下り道
雌阿寒(めあかん) マチネシリ 雌山
目梨(めなし) メナシュ 岬の東
目梨泊(めなしどまり) メナシュトマリ 東風をさける港
女満別(めまんべつ) メムヤムベツ・メマンベツ 冷たい泉の湧いている川・涼しい川
藻琴(もこと) モユト・モコト 眠っている沼・小さな沼
本泊(もとどまり) ポントマリ 小港
茂辺地(もへじ) モペチ 静かな川
モユルリ島 モユルリモシリ 小さいウの多い島
モヨロ貝塚 モヨロ 湾の中
森町 オニウシ 樹木の茂っているところ
門静(もんしず) モイシュツ 湾の入り江
紋別(もんべつ) モペツ 静かな川
門別(もんべつ) モベツ 静かな川
紋穂内(もんぽない) モヌプオナイ 小平野にある川
湧洞(ゆうどう)沼 ユウントー 湯の沼
夕張(ゆうばり) ユーパロ、ユーパロペツ 鉱泉のわき出る川
勇払(ゆうふつ) ユープト 温泉河口
湧別(ゆうべつ) ユペオツ サメ
遊楽部(ゆうらっぷ) ユーラプ 湯の流れ下る川
由仁(ゆに) ユウニ 温泉のあるところ
余市(よいち) イオチ・ユーチ 蛇の多くいるところ・蛇のいるところ
羅臼(らうす) ラウシ 獣の骨のあるところ
蘭越(らんこし) ランコウシ カツラの木が多いところ
陸別(りくべつ) リクンペツ 高い危ない川
利尻(りしり) リイシリ 高い島
留寿都(るずつ) ルシュプキ けわしいヨシ原の道
留辺蘂(るべしべ) ルペシュペ 峠をこえたところ
留萌(るもい) ルルモウペツ 潮汐静かな水
礼文(れぶん) レプウンシリ 沖の島
礼文華(れぶんげ) レプウンケップ 沖にある、水などをかい出すもの
鷲別(わしべつ) チワシペツ 波たつ川
稚咲内(わっかさかない) ワッカサクナイ 水無川
稚内(わっかない) ヤムワッカナイ 冷水沢
和寒(わっさむ) アッサム ニレの木のそば
輪西(わにし) ハルウシ 食糧のあるところ






今書いている途中の小説のためのメモ。


サヴァン症候群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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サヴァン症候群など(サヴァンしょうこうぐん、英語: savant syndrome)とは、知的障害発達障害等のある者の内、ごく特定分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。

歴史[編集]

イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウン英語: John Langdon Down1887年、厖大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性を報告した。その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】)と名付けた。

ただし、彼が自閉症の診断基準を満たしている記述は論文には存在しない。論文上には「他の学習能力は通常である」と記載があるのみである。後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。

日本では、新渡戸稲造著の『修養』(明治44年、1911年刊行)「総説」の頁において、新渡戸がサヴァン症の米国の少年と会話をした記録が記述されている。それによると、新渡戸が米国の白痴院(原文ママ)を訪れた際、「談話をした少年が普通人の遠く及ばぬ見識を懐いていて、専門家さえ舌を巻くがごときことをし、中でも驚いたのは、数学で非常に偉いものがあること」とし、「(彼は)算盤も一本の筆も用いないで正確な数字を答えた」と記し、例として、「79万3625に9万9673を乗ぜよと命じると、ただちに791億0298万4625と答え、僕は3、4分かけて計算して答え合わせをした」と述べている。

原因[編集]

サヴァン症候群の原因は諸説があり、特定には至っていない。実際、症例により、各々メカニズムがことなり、同じ症例は二つとないという考えもある。の器質因にその原因を求める論が有力だが、自閉性障害のある者が持つ特異な認知をその原因に求める説もある。コミュニケーション障害・自閉性障害のある者の全てがこのような能力を持っているわけではない。自閉症と同様、男女比は男性が女性の数倍である。

広義には、障害にもかかわらずある分野で他の分野より優れた(健常者と比較して並外れているわけではない)能力を持つ人も含めることもある。また、いわゆる天才や偉人の多くは円満な人格者ではなく、中には日常生活に支障が出る症状の人、時にコミュニケーション障害自閉性障害に近い症状の人もおり、それがさらに極端になって「紙一重」を超えたのがサヴァン症候群だという見方もある。

能力の例[編集]

  • ランダムな年月日の曜日を言える(カレンダー計算)。ただし通常の計算は、1桁の掛け算でも出来ない場合がある。

(ただし簡単なカレンダー計算は軽度知的障害がある自閉症の10人に1くらいはできるとされているのでほとんどの場合はサヴァンではない)

  • 素数と約数を瞬時に判断できる。
  • 航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができる(映像記憶)。
  • 書籍や電話帳円周率周期表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
  • 並外れた暗算をすることができる。
  • 音楽を一度聞いただけで再現できる[1]
  • 語学の天才で数カ国語を自由に操る

この他にも様々な能力(特に記憶に関するもの)がみられるが、対象物が変わると全く出来なくなってしまうケースがある(航空写真なら描き起こすことができるが、風景だとできない、など)。

サヴァン症候群に関する報告で、一部に信憑性への疑問が出てきた。100個以上の物の数を瞬間的に把握する能力(以下で述べる映画『レインマン』でも取り上げられた)、および10桁もの巨大な素数を言う能力についてである。文献ではESPなどが挙がっていることさえある。

映画『レインマン』での能力の描写[編集]

1988年に映画『レインマン』がヒットして、サヴァン症候群への関心が高まることとなった。原作を書いた作家バリー・モロー英語: Barry Morrowは、最初にテキサスのARC打ち合わせでサヴァン症患者キム・ピークと会ってインスピレーションを受けた。また、キム・ピークのもの以外のサヴァン症候群もレイモンドの役設定に盛り込まれた。

映画は、全体を通じて専門家の監修のもと、サヴァン症候群の様子が比較的忠実に描写されている。サヴァン症候群患者であるレイモンド役を演じたダスティン・ホフマンは、役作りの上でサヴァン症候群の患者何人かに会っている。ホフマンが会った患者の中でもレイモンドの能力や行動に最も近いのは、驚異的な速算力で有名だったジョゼフ・サリヴァンである。

著名人[編集]

以下に知的障害または自閉症障害、もしくはその両方があり、かつ優れた能力があるとされる人物を挙げる。

サヴァン症候群を扱った作品[編集]

  • フラッシュフォワード』 - TVドラマシリーズ。
  • 吉里吉里人』 - 井上ひさしの小説で、百科事典をフォトコピーして覚えてしまう男性が出てくる。
  • ピュア』‐ 1996年に放送されたドラマ。主人公・折原優香が、オブジェ制作での卓越した才能をもっている様子が描かれている恋愛ドラマ。
  • 残響のテロル』 - 2014年のテレビアニメ。サヴァン症候群を人工的に生み出そうとする人体実験が登場する。
  • 静かな生活』 - 大江健三郎の小説で、義兄に当たる伊丹十三監督が映画化。
  • ケイゾク』『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』 - 同一の世界観をもつTVドラマで、どちらも主人公が天才的な推理力を持つ変人。彼女らは続編の『SICK'S』の登場人物に「サヴァン」の一言でまとめられた。
  • ATARU』 - 2012年に放送されたドラマ。主人公のチョコザイこと猪口在がサヴァン症候群である
  • CUBE』 - 1997年製作のカナダ映画。監督はヴィンチェンゾ・ナタリ。この作品では因数分解を暗算で瞬時に行える青年が登場する。
  • 相棒 season7 最終話』 - サヴァン症候群の男性が描いた絵から事件が発覚する。
  • 相棒 season16 第4話』 - 殺された被害者がサヴァン症候群であることが判明する。数学において特異な才能を有する。
  • クビキリサイクル』 - ヒロインである玖渚友がサヴァン症候群を発症している。機械の天才。
  • 天久鷹央の推理カルテ』 - 知念実希人の小説。主人公の天久鷹央がサヴァン症候群である。
  • グッド・ドクター』 - 主人公の研修医がサヴァン症候群である。
  • ザ・ファブル』 -主人公の佐藤アキラ(ファブル)がサヴァン症候群である可能性を示唆する旨のシーンがある。
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