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「鬼滅の刃」は、娘に勧められてアニメの第一回だけ見たのだが、炭焼きの子供が妙な耳飾りをしていたり、妙にきれいすぎる着物を着ていたりで、真面目に見る気がせず、第一回の話の内容も特に興味を惹かれる部分が無かったので初見切りしている。

まあ、あの「耳飾り」が気になって少し調べたが、それが何かは分からない。だが、話自体は「新選組的な武闘組織が吸血鬼(鬼)狩りをする」みたいな内容のようで、それなら「敵」を刀でバッサバッサ殺しても差し支えないわけで、少年誌でもPTAから文句は出ないだろう(鬼の人権ならぬ鬼権を問題視する人はいない。まして相手は人殺し集団だから。)し、いくらでもバトル場面を出せるし、怪しげな内容でも「ファンタジーだから」で逃げられる。

最近、作者が女性だと分かったことで話題になっているが、そんなことは最初の「耳飾り」で誰でも分かると私は思っていたので、意外である。男が「時代劇」で男に耳飾りをさせるわけがない。まあ、時代劇めいた単なるファンタジーだと言っても、一応は昔の日本らしい町並みや生活を描き、刀で戦う話なのだから、時代劇だろう。

日本の若い子は新選組も軍隊も(フィクションとしては)好きだから、新選組と「鋼の錬金術師」と「進撃の巨人」と「ブリーチ」(この三作品ともほとんど見ていないが、推測はできる。)を混ぜるという作戦が見事に成功したのではないか。「鬼退治」だから「桃太郎」も入るか。
なお、女性人気が出たのは、「耳飾り」に見られるように、女性好みのファッションへのこだわりがあったことも大きいかもしれない。むしろ鬼殺し組織の隊員に(魔除け、呪い除けの)「入れ墨」必須としたほうがまだ「イケメンたちのタトゥーがお洒落」となったのではないかww 魔除けとしての入れ墨には民俗学的な根拠もあるだろう。
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私はアニメやゲームに出てくる巨大剣(刀)が大嫌いなのだが、下の記事にあるように、細身で全長が柄の部分を含めて一メートル弱程度が普通である日本刀の重さが一キロ程度なら、身体より長く、刀身の幅が日本刀の二十倍くらいあり、厚みもそれに応じて最低でも三倍から五倍はあるだろう巨大剣の重さは、少なく見積もっても五十キロはあるだろう。
まあ、ジュラルミン製の刀か、異世界には重さが極端に軽くて丈夫な金属があるという前提なら分からないでもない。
なお、長さだけが目的なら、剣や刀でなく槍を武器としたらいい。剣や刀は、重さ自体も「威力(打撃力)」になるわけだ。しかし、それは「人間の力で振り回せる」という大前提での話である。
フィクションの世界の話だろうと、見ただけで「萎える」というのが巨大剣(刀)である。

巨大剣(刀)でないと絵的に引き立たない、というのは作り手側の迷信ではないか。
昔の時代劇(黒澤映画)の迫力と比べて、巨大剣(刀)を振り回すアニメが迫力があると思うのはよほどの馬鹿である。


公開日:2018/10/01  最終更新日:2019/05/10

日本刀の重さってどれぐらいする?

時代劇ではさっと鞘から抜き取って、敵をバタバタと切り倒していく日本刀ですが、実際にはその重量がどれ位か分からない人は少なくありません。
動かし方から行くと結構軽そうにも見えますが、武器として考えると軽いとあまり威力を発揮しないとも考えられます。
では実際には一体どれ位重い物なのでしょうか。
それとも簡単に振る事が出来る程軽い物なのでしょうか。

 

決して軽くて持ちやすい武器と言う訳ではない

西洋剣の様にごつごつとした感じだったり、太い感じだったらかなり重いのではないかと想像することが出来ます。刀身に使っている金属は、見た目以上に重いからです。しかし西洋剣ではなく日本刀は、かなりすらっとした細見の剣となっています。だから、もっと軽そうに見えてしまうと言う人もいるでしょう。

しかし実際には結構重たいのをご存知でしょうか。その重さの平均は約1㎏程度となっています。勿論ここには鞘は含まれておらず、柄と鍔等の外装は付けたままと言う状態の時です。ただこれはあくまでも平均となっており、実際には大体800gから1.5㎏位の物が作られている状態です。大体1㎏と言うと、牛乳パック1本分、さらに1.5㎏と言うとジュースの1500mlペットボトル1本分と言う事になります。

これをずっと振っていると言うのはかなり大変だと言うことが想像できるのではないでしょうか。私たちはあのほっそりとした見た目から、勝手に軽いものだと想像してしまっていますが、実は決して軽くなくある程度ずっしりとした重い武器なのです。その為、素振りをするだけでもかなりの筋力トレーニングに実際にはなります。

 

なぜ時代劇で使っている物は軽そうに見えるのか

日本の刀はかなり細い刀身となっており、非常にすっきりとした印象を与えます。しかしその見た目に反してかなり重みがある為、実際に持ってみると想像していたよりも重たいと感じる人は少なくありません。特に時代劇を見ていた人にとっては、バタバタと何人も倒す事が出来ているのだからある程度軽いのではないかと思ってしまう事も有るでしょう。ずっと持っているのだから、有る程度軽く無ければ持ち続ける事は難しいからです。

ただ注意してもらいたいのは、真剣は確かに鍛錬で何度もたたきのばした鉄でできているので、かなり重たくなっているのです。しかし、実際に時代劇で使う刀は竹を刀身の様に削ってアルミ箔を貼った物や、鋼鉄ではなくジュラルミンを使っている物等が用意されています。金属には色々な種類があり、鉄とジュラルミンも例外ではありません。

だから種類によってもその比重は変わってきますが、構造用の鉄の場合は大体その比重は7.87、ジュラルミンの場合は大体2.79となっています。つまり、同じ様に金属で作られているのですが、実は鉄で作った物の半分以下の重さとなっている物も珍しくありません。だから軽々と片手で振ることだって十分できるのです。

 

実際の重さと持った時では感覚が違う

大体役1㎏程度の重さが有る日本刀は、その数字だけを見てみるとかなり予想以上に重いと感じる事も有るのではないでしょうか。しかし実は、持ち方によっても体感の重量は変わって来るのをご存知でしょうか。刀自体は柄に刀身を挿入して作っています。刀身は芯に柔らかい鉄を、そしてその周りを鋼鉄で包み、丁寧に鍛錬する事で作られています。

しかしその刀身の長さや重心の位置等では、持つ人によって体感重量が変わってくる事は少なくありません。バランスよく持つ事が出来ればそれ程重たく感じなくても、バランスを悪く持ってしまうと案外その重みを感じてしまう事は少なくないからです。つまり、実際に持つ場合、そして利用する場合、自分にとって握りやすい、振りやすい所を見つけると、その実際の重みよりも軽く持つ事は出来ます。

また長さでも感じる重量は変わり、長すぎるタイプに比べるとある程度短い物を持つ方が同じ重量でも軽く感じる傾向となっています。だからと言ってやはり軽々と持ち続ける事が出来るかと言うと、やはりそう簡単にはいかないのではないでしょうか。

 

時代劇などで見ていると、案外軽そうに見える物ですが、実は決して軽いと言う訳ではありません。ただあまりにも重すぎるとなるとどうしても武器としては利用し辛くなってしまいます。
そこで軽くする工夫がなされているのをご存知でしょうか。例えばその一つが、刃元から刃先に掛けて細い筋が入っていると言うことです。勿論これはデザイン性を考えた物ではなく、その部分の金属を取り除く事で少しは軽量化する事が出来ると言う訳です。
細いので軽いと思われてしまう事も少なくない物ですが、しっかりと武器としての役割を担う為にもある程度の重量で作られています。ただ、その見た目からはなかなかどれ位重たいのか分からないと言う事も少なくありません。
手元にある場合は実際に持ってみると良いでしょう。また手元に無い場合は、時々試しに持たせてくれるイベントを開催している施設も有るので、そこに行って一度持たせてもらってみてはいかがでしょうか。ずっしりとしたその重みを十分満喫する事が出来るはずです。

小田嶋氏のツィートで、その発言内容に同感だが、それより私が考えたいのは「侠気」を「おとこ気」と読む、つまり「侠」を「おとこ」と読ませる慣習で、もちろんこれは一般的によく見られるものだ。そして、「侠客」がヤクザの別名であるように、「侠」にはアウトローのイメージが付きまとう。美化的に言えば、「法に逆らっても俺は大事なもの(友情や組織)を守る」という思想が「侠」という言葉には含まれているようだ。その「侠」という字に「おとこ」という読みが当てられるのは、そういう一種の「勇気」は男に特有のものだ、という意識が近代以前には一般的だったのだろう。つまり、「女は家を守り、家族の世話をし、子供を育てる優しい存在」だから、「法を破ることで家庭をも捨てる」ことを含意する「侠」という字には女はふさわしくない、という無意識的思考が背後にあったのではないかと思う。
まあ、やくたいもない思索だが、侠という思想や行為は「家庭を持つ」ことと乖離する、ということは言えるかと思う。マイホーム主義のヤクザなど、漫画の世界だけだろう。

(以下引用)


身内をかばってる連中は、自分では侠気(オトコギ)を見せてるつもりでいる。そういうところが、どうにも救いようのないところで、彼らは自分たちの結界のなかでベタベタと陶酔しているのだね。ああ気持ちが悪い…
これも一種の「フラグ回収」か。
「おれ、この戦争が終わったら結婚するんだ……」と婚約者の写真を仲間に見せる兵士www


近藤ようこ
@suikyokitan
断腸亭日乗、朝は雀の子の囀りがうれし気だと記し、その夜には焼けだされたことを記している。>RT
彼が死鬼と呼ばれたのは、その恐るべき剣の腕のためでもあるが、最愛の娘を失ってからの彼の姿が、まさに背後に死を背負った鬼のように見えたからでもある。本来の名は「式平右衛門」と言う。

妻を失ったのが彼が三十の時で、娘を失ったのが四十五の時だった。それから十年以上、彼は死鬼として生きている。なぜ死なないのか。別に死ぬのが怖いわけではない。単に、自ら死を選ぶのは、何かに負けたような気がするからだ。それも彼の業だろう。彼は不敗の剣豪だったから、自分自身にすら負けるのは誇りが許さないのかもしれない。

白峰城の城下町の居酒屋で酒を飲み、酒が回ると安長屋の一間に帰って寝る。彼の十年はそれの繰り返しだった。時々、彼を倒して名を上げようという若い侍が彼に挑みかかるが、相手が手を出したその瞬間、彼の剣は相手の喉笛にピタリと当てられている。剣に相手の剣が触ったこともない。だから「音無しの剣」とも呼ばれていた。

出仕して城主に仕えたこともある。だが、彼を必要とする仕事は城の中には無かった。彼の剣の腕は彼の天才によるもので、他人に教授できるものではなかったからだ。
しかし、城主は彼の腕を惜しんで、終身扶持を彼に与えた。何もしなくていい。ただ、いざという時にその腕を貸してくれたらいい、と城主は言った。
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