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「遊牧民文化と農民文化から来る倫理の違い」これは面白い視点だと思う。
確かに、負ける可能性の高い戦いでも逃げることを恥とするのは日本、あるいは農民文化独特かもしれない。「逃げるは恥だが役に立つ」はどこの国のことわざ(テレビドラマのタイトルは、それをいただいたもの)だったっけ?
会社をやめるという程度のことを「逃げ」とする空気も日本独特だろう。いわゆる「一所懸命」が日本の倫理に根を下ろしているのだが、農民の逃散は税(年貢)の減収になるから、為政者は罰したわけだ。それが日本の倫理の土台になっているのだろう。

(以下引用)

昔、会社を辞めてモンゴルへ留学するとき、「それって逃げじゃない?」と言われた。答えに詰まった。でもモンゴルで遊牧民の文化では「逃げ」は恥ではないことを知った。彼らは勝てるときは進み、やばい時は逃げる。明日勝つために。「逃げ」を責めるのは農耕民バイアスかも。守るべき土地があるから。
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